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最近よく耳にする『無期雇用派遣』という働き方。
「派遣」という言葉だけで、
「派遣切り」「安定しない」「給料が低い」
そんなマイナスのイメージを
持っている方もいるのではないでしょうか?
今回は、「無期雇用派遣」について解説していきます!
派遣社員は大きく「常用型派遣」「登録型派遣」
の2つに分けられます。
実は『無期雇用派遣』は、「常用型派遣」の別名なのです!
『無期雇用派遣』は、派遣会社と派遣スタッフの間で
期間を定めずに雇用契約を結ぶスタイルです。
例えば、スタッフの一人が企業Aでの就業期間が終了したとします。
ただ、その場合でも派遣会社との雇用契約は続くため、
派遣会社に次に働く企業Bを案内してもらえます。
万が一、すぐに働き始めることができなくても
派遣会社との雇用契約は継続されているため
お給料はしっかりお支払いされるシステムです!
一方、登録型派遣では、
派遣スタッフが派遣先に勤務している期間だけ、
派遣会社と派遣スタッフの間に雇用契約が生まれるシステムです。
そのため、派遣先での就業が終了した場合、
その時点で契約は終了し、それ以降はお給料は支払われません。
いわゆる「派遣」のイメージがあるのはこの働き方でしょう。
①収入が途切れるタイミングがない
→無期雇用派遣で働くと、
派遣会社から無期限で常時雇用されている状態になるため、
たとえ派遣先が決まっていない待機期間中でも
決まった金額の収入を得ることができます◎
②同じ職場で長期間、働き続けることができる
→派遣社員は「同一の組織で3年以上勤務することができない」と定められています。
これは有期契約という不安定な雇用契約で
労働者が働き続けるリスクを低減するのが狙いです。
しかし、無期雇用派遣として働くと、
「同一の組織で3年以上勤務することができない」
という制限から解放されます。
派遣会社に無期契約で雇用されているため、
一定の雇用の安定が実現できているからです。
特定分野でのスキルアップや
長期的なキャリア構築に役立つため、
無期雇用派遣労働の大きなメリットといえます。
③給料は月給制が基本
→給料の支払い方法が月給制になっているのが一般的です。
月給制の利点は、1ヵ月の勤務日数・時間によって給料が変動しなくなることです。
見逃してしまいがちですが、
1ヵ月の勤務日数・時間はその月によって異なります。
毎月一定の給料を安定して受け取れるという点は、
無期雇用派遣の大きなメリットといえるでしょう。
④昇給制度や賞与制度がある
→正社員のような昇給制度や賞与制度が設けられています。
昇給は、派遣先企業での勤務実態を派遣会社が
調査・評価したうえで実施されます。
賞与は派遣会社の業績に合わせて発生します。
これらは年に数回などタイミングが決められていることが多いため、
仕事の取り組みについて定期的な振り返りにもなります。
⑤研修やキャリアアドバイスを受けられる
→無期雇用派遣を行う派遣会社には、
「キャリア形成支援制度」を設けることが
法律によって義務付けられています。
派遣会社が用意したさまざまな研修制度を利用できるようになります。
「登録型派遣」は、一定の期間働いてその後しばらく休む
などの、比較的自由な働き方ができます。
ただ、「無期雇用派遣」の場合は、
正社員雇用と同じように、ずっと会社に雇用されるため、
自由度の高い働き方は難しくなるでしょう。
正社員雇用とほとんど同じような働き方ですが、
違いもあるのでチェックしておきましょう!
①やりたい業務を続けられる
正社員は社会的な信頼度が高いと言えますが、
「転勤」や「業務変更」を命じられる可能性が高いです。
その場合、自分がやりたい業務から外れてしまう可能性もあります。
ただ、「無期雇用派遣」の場合、
派遣先の変更があっても「転勤」はありませんし、
自分のやりたい職種での採用が続くでしょう。
①福利厚生の違い
派遣スタッフの給与規定や福利厚生は、
派遣会社のものに準じるため、
派遣先企業の正社員の福利厚生とは異なります。
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今回は「無期雇用派遣」という働き方や、
メリット、デメリットも含めて解説しました!
「派遣」という言葉のイメージだけで避けるのではなく、
一つの選択肢として考えてみるのも良いでしょう!
現代では、さまざまな働き方ができるため、
それぞれの違いを理解し、自分に何が合っているのかを考えてみてください!