「福利厚生」に種類があることをご存知ですか？

福利厚生には、法律で義務付けられている「法定福利厚生」と、

企業が自由に設定できる「法定外福利厚生」の2種類があります。

転職先の企業を決めるうえで、誰もが気になる福利厚生。

最近では、従業員の満足度を上げるために、

企業独自のユニークな制度を取り入れている企業も増えています！

意外と知らない「福利厚生」について、以下にまとめました！

「法定福利厚生」とは？

「法定福利厚生」とは、名前の通り法律で定められている福利厚生のこと。

代表的なものとしては、企業が負担する社会保険料があります。

・健康保険：病気やケガによる医療費の一部を補助する保険。社員とその扶養家族が加入対象。

・厚生年金保険：老後の生活を支えるための年金保険。社員が加入対象。

・介護保険：介護が必要な人に介護サービスや給付金を支給する保険。40歳以上の社員とその扶養家族が加入対象。

・雇用保険：失業や育児・介護などで働けない場合に給付金を支給する保険。所定の労働時間や雇用期間などの条件を満たした社員が加入対象。

・労災保険：業務中や通勤途中に病気やケガをした場合に医療費や給付金を支給する保険。全ての社員が加入対象。

・子ども・子育て拠出金：子どもや子育てを支援するための制度。児童手当の支給や地域の子育て支援事業などに使われる。

 

 

「法定外福利厚生」とは？

「法定福利厚生」は、みなさんがイメージするような家賃手当や、退職金制度などの、

企業独自の福利厚生のこと。

以下に代表例を記載しています。

・財産形成：社員の貯蓄や資産運用を支援する制度。

・食事補助・健康管理：社員の食事や健康を支援する制度。社員食堂や食事券、健康診断やメンタルヘルスケアなどがある。

・休暇：社員の休息やリフレッシュを支援する制度。有給休暇や夏季休暇、慶弔休暇や特別休暇などがある。

・余暇・レクリエーション：社員の趣味や娯楽を支援する制度。社員旅行やレジャー施設の割引、クラブ活動やイベントなどがある。

・自己啓発：社員のスキルや知識を向上させる制度。研修やセミナー、資格取得や通信教育の補助などがある。

・慶弔・災害：社員の慶事や弔事、災害に対応する制度。慶弔見舞金や災害見舞金、保険加入の補助などがある。

・住宅補助：社員の住宅に関する費用を支援する制度。住宅手当や家賃補助、社宅や独身寮、持ち家補助などがある。

・働き方：社員の働き方を柔軟にする制度。フレックスタイムや時短勤務、在宅勤務やテレワークなどがある。

・育児・介護の両立支援：社員の育児や介護と仕事の両立を支援する制度。育児休業や介護休業、託児施設や育児補助などがある。

・交通関連：社員の通勤や出張に関する費用を支援する制度。通勤手当や駐車場の提供、出張手当や交通費の補助などがある。

上記の通り、企業が従業員の「働きやすさ」のために

整備する「法定外福利厚生」ですが、近年、その種類が増えてきています。

福利厚生の目的を明確にしたり、導入前にはアンケートやヒアリングを実施するなど、

従業員のニーズを満たすものであるかという視点で、定期的な見直しをする企業もあるようです。

ユニークな福利厚生をご紹介します！

 

★花粉症手当★

その時期になると従業員の集中力を低下させる「花粉症」。

診察代や上質なティッシュ、マスク、目薬などを支給し、

花粉症に悩む従業員に人気の高い福利厚生です！

 

★昼寝休憩★

仕事中の好きな時間に30分程度の昼寝を認める制度。

短時間の昼寝は疲労回復の効果があり、

頭がすっきりすることから、業務の効率もアップできるため、

導入する企業が増えています！

 

★花一輪をプレゼント★

誕生日の人に社員一人一人が花を一輪ずつプレゼントする制度。

心のこもった花とともに普段の感謝や期待などを伝え、

コミュニケーションを深める制度です。

 

★推し活応援制度★

「推し」のライブ等では早上がりができたり、

推し活でかかった費用の一部を負担してくれるという企業も。

 

ユニークな福利厚生を導入すると、

従業員の満足度を向上できるほか、求職者からの関心も集まりやすくなります！

独自の福利厚生を導入することで他社との差別化にもつながり、

より自社の魅力を発信しやすくなるため、今後も広がっていくでしょう！